通常、通院した際に受ける治療の多くが保険診療です。
保険の範囲内で行われる治療が多いことから、保険診療=一般歯科という言い方もします。
主な治療としては、虫歯の治療や親知らずの抜歯、虫歯によって治療が不可能になった歯の抜歯、
入れ
歯、根幹治療・土台、被せ物の治療などがあります。
ただし、保険治療には制約がありますので、治療法が同じ場合でも、使用する材料の違いによって、保険診療ではなくなるケースがあります。
(保険外の治療になる場合は、ご説明し了承いただいてから進めます)
“メンテナンス”という言葉を聞いたことがありますか?
辞書で調べると“持続・維持”という言葉がのっています。
“車のメンテナンス”という言葉からは“車の整備”という言葉が思いうかびます。
車の場合、新しい車を買うことができますが、歯の場合はどうでしょうか?
もちろん悪い歯を治すことも重要ですが、その後がさらに大事と考えております。
一度、全部治し
てしまえば、それからは何年後かに痛くなってから、歯医者さんに行くことになります。しかし痛
くなってからでは遅いです。
大抵の場合、神経をとってしまったり、またひどい場合には抜くこともあります。歯は抜いてしま
えばもう生えてきません。お金を出しても買えません。
それなら3ヶ月~6ヶ月に一度、定期的に検診しておけば安心です。小さな虫歯なら1回か2回で、
つめるだけで終わります。
それを長く放置しておくと、あとが大変です。また歯がある限り、“歯周病”という病気にも私たち
は立ち向かっていかなければなりません。
定期的に歯のおそうじもしておかなければなりません。悪い所がなければ、歯のおそうじだけをし
て、1〜2回で治療が終わります。これを定期的に繰り返せば、一生自分の歯で食べれるのです。
一度考えてみてください。
将来、自分の歯がなくておいしいものも食べれなくなってからでは遅いですよ。
歯科衛生士ってご存知ですか?
歯科衛生士は、歯の沈着物を取り除き、歯磨きの仕方を
指導するなどしてお口の健康づくりをサポートしてい
ます。
歯を失う原因の90%はむし歯と歯周病です。
どれだけ治療をしてもお口の中の状態が改善されなけ
れば再発してしまいます。大切なことは原因となって
いるプラークや歯石を取り除き(PMTC)、正しい
歯磨き習慣を身につけることです。
当院では、患者様のお口の健康を守る歯科衛生士が
常勤で3名、非常勤で1名働いています。
プロが行う歯のエステ『PMTC』
PMTCとは、Professional Mechanical Tooth Cleaningのことで、歯科医や歯科衛生士が、専門の器
材で歯の汚れ(プラークや歯石)を徹底的に清掃・研磨して、むし歯や歯周病になりにくくする効果
抜群のメンテナンス方法です。
PMTCとホワイトニングを組み合わせることで、より輝く白い歯になります。
「MI(ミニマル・インターベーション)」って言葉を初めて聞いたって方も多いの
ではないでしょうか!?
ミニマム・インターべンションとは、『最小限の侵襲』という意味で、「歯を削る量
をできる限り少なくして、今ある歯をできるだけ残す」という考え方のことです。
治療法というよりは体の組織に対して、なるべく保存しようとする考え方の1つと思
っていただければ良いでしょう。
また、より良い笑顔を追求すべく、患者様の心理面、健康面、そして審美的要望を充
分考慮に入れた予防やメンテナンスを含む総合的な治療法です。
虫歯治療では、一度歯を削ったり抜いたりしてしまうと、もう二度と再生することはありません。
歯科医として一番大事なのは、患者様の歯を守ることです。
自費で最新の歯を作ったとしても、あくまでも人工的な歯であって、自分の天然の歯に勝ることはありません。そのため、まずはむし歯にならないようにきちんと予防をすることが大事です。
もし、むし歯になってしまったとしても必要最小限の歯を削り、治療後も歯やお口全体の健康を保つためにメンテナンスをおこなっていきます。